経験に勝るものはない。
トレードも仕事も感じることである。
相場に生き残り、トレードを続ければ勝てるようになると前回書いた。
それは言い換えると、トレードを沢山重ね、色んな相場を経験しなければ勝てるようにはならないということになる。
リーダーになるためには
仕事もやはり経験から判断していることは多い。
経験することで、気づけることは多いし、経験しなければわからないことも多い。
いろいろ考えることも大事だが、考えるよりは、とにかくやってみて経験することだ。
リーダーじゃないのだから、その作業をする必要はないという人もいるが、それを言い続けている限りは、リーダーにはなれないだろう。
まあ、そんなことを言っている時点で、リーダーになる気がないとも言えるが。
リーダーではないけれど、リーダーレベルの仕事をしているからこそ、リーダーになれるのだ。
リーダーになったからリーダーの仕事をするのではなく、リーダーの仕事をしてきたから、リーダーになったのだ。
まあ、卵が先か~の話になるのかもしれない。
本当にわかるためには
リーダーの立場になると色んなことがわかる。
リーダーはこんなことを考えて、こんなことを感じて仕事を続けていたのかと、担当者からではわからない。
リーダーになって初めて、あのときのリーダーだった人の凄さがわかるし、リーダーの辛さもわかる。
リーダーの経験して初めてわかるのだ。
逆にいえば、何事も経験しないとわからないのだから、いろいろ説明してもほんとうにわかってもらうというのは難しい。
頭ではわかっているのかもしれないが、本当のわかったは経験しないとわからない。
経験しないとわからないは、永遠の課題なのだろう。
そんなにわからないのだから、わかってもらうために、経験させる意味で、「じゃ、わからないんだから、やってわかってもらおう」と仕事ではなかなかそうはいかないのも現実だ。
仕事ではそんなにいろいろ試してみるほど余裕はないことが多いからだ。
トレードでわかるということ
「チャートのここで買えば簡単に勝てるじゃん」
「ここまで下がったのだから、損切りすれば良いのに」
トレードを経験すればわかる。
そんなことを簡単にいうやつはトレードをしたことがない。
損切りがどんなに難しいものなのか。
実際にそんな損切りの場面を経験して初めて損切りの難しさがわかる。
そういう意味で、リアルトレードの経験でしかわからないことだ。
トレードはメンタルだから、いくらデモトレードの経験を重ねてもトレードで勝てるようにはならない。
メンタルが成熟しないからだ。
何事も経験してみないとわからない。
仕事もトレードも経験して初めて気づくことがある。