今は相場道は一旦お休みのため、前回の記事に引き続き、サラリーマンの本業の仕事について書こうと思う。
サラリーマンを何年もやっていると、やはり仕事が出来ないって人には会うわけで。
すごく腹立つとこの仕事むいてないよとその人にたいして思ってしまうこともしばしば。
まあ、特に若き時にそう思う傾向にありましたね。
上司や先輩の場合は特に思う。
後輩からみれば、上司や先輩は仕事が出来るはずだと思い込みがあり、自分よりも出来ないとなおさらである。
そんな仕事が出来ない人なんて職場にいらないなんて上司に噛みついたことがあった。
まあ、よねもそのときは若かったのだろう。
今は上司の気持ちを少しはくめるようにはなってきたので、そんなことを言うのも恥ずかしいのだが。
仕事が出来ない人はいらないと言ったとき上司には、そのときこう促された。
「人を切るのは簡単だけど、それではダメなんだ。
管理職は仕事が出来ない人をどう使うのを考えるのが仕事なんだから。」
なるほどねえ。
あのときは、うまくかわされたと思ったけど、今なら何となくわかってきた気がする。
会社として一番の損失は、社員が辞めること。
それに比べれば、仕事で失敗することはたいした損失ではない。
そんな言葉を聞いたとき、そんな仕事が出来ない人なんていらないなんて言っていた自分が恥ずかしくなった。
よく考えればわかること。
自分のことしか見えていない。
自分はなんて小さいんだと思った。
ところで、システムエンジニアは何が大変ってやる前からスケジュール的には無理がわかっているのにやらなければならないことだ。
そのスケジュールと作業ボリュームを聞いて、即無理だと答えるのはダメだ。
まあ、感覚的にダメなのはわかるのだが、どうダメで、どれぐらいの期間や人が必要かを考えて、だから無理と答えるべきなのだ。
すぐ出来ないとか無理とか否定から入るのはダメ。
と言いながら、人が足りないと答えていたはずなのに、人が足りなくて最初の予想通りスケジュールが遅れると無理だと答えていたにもかかわらず、なぜ遅れているのだと上司に怒られるのだが。
はじめからダメだと言っていたのにもかかわらず。
まあ、その辺がサラリーマンの辛いところ。
その理不尽さに耐えるのも仕事。
上司もスケジュールは遅れてもしょうがないとは言えないのだから。
ところで、そんな仕事が出来ない人がいるぐらいなら少数精鋭で、仕事が出来る人を集めて、10人で5人の生産性の仕事をすれば良いんじゃないかと考えていたことがある。
少なく人数で、人数の倍の仕事をするなんて素晴らしいと。
けれども、実はそれは間違っているのだ。
5人で10人分の仕事をするより、10人で10人分の仕事をする方が会社的には良いのだ。
それが会社組織というものなのだろう。
仕事が出来ない人をどう使うか。
この話も通じる話なのかもしれない。
さて、トレードと比べて。
トレードは完全に個人でやるもの。
自分がやることをやれば良いので、それに関しては会社の組織よ楽なのかもしれない。
けれども、これもまた違った難しさがある。
一人とチーム、どちらも難しい。
だからこそ、やりがいやら達成感やら、面白さがあるのかもしれない。
どちらも悩みは尽きないが。
なんだか最近仕事で思っていることや感じていたことをたくさん詰め込んだ記事になった。
今年を振り返るとしては、良いことなんだろうけど。
まあ、トレードの振り返りだけではなく、こんな記事もたまには良いだろう。