後輩にランチを奢って思うこと

ある時後輩と二人でランチに行った。後輩といっても2年目のまだかなりの若手で、よねとはかなり離れている後輩になる。今日は飛び石連休っていうのもあって、会社を休んでる人も多い。

後輩が「今日は休みたかったなあ。同期はみんな休んでるですよ」という話をした。後輩は飛び石連休でも休出してほしいと言われてしまうぐらいの忙しいプロジェクトになるので、とてもじゃないが平日である今日休めるはずもない状況なのだ。

そんな状況なので、後輩はかなりモチベーションは下がっており、仕事の意味は何なのかという壮大なテーマに取り組んでしまっていた。3年目辺りにそんな疑問を誰もが思ったりするものだ。3日、3ヶ月、3年で会社をやめたくなるのも誰もが通る道だ。自分もそうだったのでよくわかる。自分の場合、辞めるタイミングをなくし、子育てに追われて、そんなことを思い出したときには、簡単に辞めれる年齢を超えてしまった感じで、今もこの会社に残っている。

仕事は不公平だらけだ

自分が若いときもそんなプロジェクトばかりで、みんながGWに休みをつなげて大連休にしたり、夏休みや冬休みを有休をつなげて少し長く取る中、GWの休みは出勤になったり、休みの日の中でどこを休出するのかを調整したり、夏休みの休みどこにとるのか、休みをずらしたり苦労していた。そんな連休の休み方なので、休み中にも電話が来たりする。なんにも考えずに当たり前のように連休をとったりする他のプロジェクトの人をみると羨ましいと思っていたし、不公平は感じていたものだ。

しかもそんなプロジェクトの場合、プロジェクト運営も難易度が高かったりする。メンバーも開発期間のリソースも足りない状況のプロジェクトが多いのだから、問題が起きているから休出しているわけで、毎日のようにリスケして、お客様と調整して、パートナーの休出の不満の調整したりで大変なのである。その中でも立ち回りを良く出来る人は仕事がかなり出来る人であり、凡人にはそんな状況のプロジェクト運営は難しいので、苦労している割には、上司からの評価は普通もしくは、悪くなるのである。難しいプロジェクトの運営で苦労して、評価は普通。簡単なプロジェクトで評価は普通。とはいえ、プロジェクトをうまく回せていない人の評価をあげられないのも当然ではあるが。

ほんとどんなプロジェクトに配属されるかは運だなと思った。優秀な後輩がサラッと辞めて行ったもんなあ。平凡な自分がダラダラと会社に残ってしまっている。

そんな話をすると自分の立ち回りの悪さが招いているのではないかと言われる。確かにそんな要素もあると思うが、これは性格にも起因することなのでどうしようもないことなのかもしれない。性格はなかなか変えられないから。

まあ、人生不公平であると思う一面であるが、早くから評価されて若く出世することが本当に運が良くて良かったことなのか定年までわからないことでもあるが。

飲み会に行けないからこそランチに行こう

後輩にランチをおごった。「今日出勤で良いことなかったけど、ランチをおごって貰って、少しはやる気が出ました」と後輩は話していた。

後輩は会社の人からランチおごってもらったことはないですよ」と話していた。まあ、最近はランチに行く人も減ったし、テレワークも多なっているので、ますますランチを会社の人と行くことは減っているのたろう。ランチは行ったほうが良いと以下の記事でも書いた。

ふと思い出すと先輩や上司とランチに行った記憶がほとんどない。忙しくてランチを軽くすませる上司は、小遣い制なのか、夜飲みに行くからか金銭的な理由で行かない人が多い気がするが、よねはある程度年齢は上になるのだが、2年目の後輩とランチに行っているのは珍しいのかもしれない。この業界だけなのかもしれないが、自分のまわりにはあまり見ない。

また、後輩にランチをおごった記憶もほとんどない。後輩と一緒にランチに行くことも減っているのが理由の一つだと思うが、自分が2年目ぐらいのときには、よく先輩におごって貰ったことを思い出す。先輩にも「俺にお返しは良いから、後輩に同じように奢ってやるんだぞ」と言われていた。良い時代だったなあ。そんな関係性であれば、会社を辞めるのも一歩ふみとどまれるのかもしれないなあと思う。最近そんなことを全然出来ていなかったなあ。

最後に

今でも自分が奢って貰っていた先輩は会社にいて、数十年ぶりににランチ行ったことがあった。久しぶりでもすんなり違和感なく話ができたのは、そんな関係性だったからかなぁと思ったりした。これからは後輩に先輩にしてもらったことを少しずつ返していこうと思った。

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