自分の仕事への信念

子供が保育園の前で「(今日も)がんばるぞー」と言っているを見て、かわいいなと思うのと同時に自分が会社に行くときに「今日も仕事頑張るぞ」と思ったのはいつ頃のことだったか思い出せない。頑張るぞと思ったことはあるはずなのだが、いつからかそんなことを思うことは、ほとんどなくなってしまった気がする。

仕事を頑張れない

最近現場がコロコロ変わっていることは以前記事にしたが、今度は前やっていたプロジェクトでお客様からクレームがあがり、急遽ヘルプすることになった。2ヶ月前にやっていたプロジェクトのため、経験者扱いで自分が白羽の矢が立ったのだ。

白羽(しらは)の矢(や)が立(た)・つ

人身御供(ひとみごくう)を求める神が、その望む少女の家の屋根に人知れずしるしの白羽の矢を立てるという俗説から》多くの中から犠牲者として選び出される。また、一般に多くの中から特に選び出される。「社長候補として―・った」

まさに多くの中から犠牲者として選び出されたのだ。

プロジェクトがコロコロ変わっていることの弊害だ。自分のプロジェクトを持ってないと自分のプロジェクトリーダーが、メンバーに対して業務の支障がないように、ヘルプを出せるか伺いを立てるものだが、短期で入っているメンバーについては、そのプロジェクトの中心にいるわけではないため、他のプロジェクトにも出しやすい。さらに部長からの命令であれば、断るプロジェクトリーダーはほとんどいない。

自分の場合、他の上長からもヒアリングされて、「お前は他プロジェクトへヘルプに行くことはどう思うんだ?」と聞かれて、誰も行きたくないと答えると思うが、自分が行くのが客観的に見て適任とも思ったので、「ヘルプに行くのは仕方ないですね」と答えた。

もう人生の時間がないんだから好きな仕事をしたほうがいいぞと、言っていた以前記事にした上長なんだが、ほんと好きな仕事をさせてくれよと改めて思った。

今の会社で自分は何をしたいのか

そんなヘルプが必要なプロジェクトに管理職がいるはずなのだが、何をしているのだ。

なぜ自分のプロジェクトが炎上しているのに何も対策をしないのか。

管理職は、課員にヘルプしてもらうためには常にプロジェクトの状況をまずは課内で共有しておくべきだ。普段何も報告していないのに、炎上したから、まず課内で解決するのだが、そんな状況もとらえられないのに、課員に手伝ってくれはないだろう。

課内会議をするのは、コミニュケーションや課員の仕事に対する見せ方や課員の査定の材料にするというのもあると思うが、プロジェクトが炎上する前に察知して対策をとるのが大きいと思っている。

その炎上プロジェクトの管理職は、そんな炎上したプロジェクトの火消しに入る気もないから会議も上っ面の会議なのではないか。なぜ管理職になれたのか?なぜそんな責務を全うしない管理職のままにしているのか。管理職が責任を取らずに部下が尻拭いをするのは納得がいかない。

自分の仕事への信念

部長が以前に「自分が今のプロジェクトに対してどうしたいと思っているのか信念はないのか」と話していた。

自分がどうしたいかを気軽に部長クラスに本心を話すのは難しいのかもしれないが、自分はこれから[どうしたいか]を発信していかなければならない。

上司はそこのプロジェクトに本人のためにと思って入れるのはあまりない。上司の都合で入れることは前から書いているとおりだが、それは本人側も悪い部分もある。自分が[どうしたいか]を上司に常に話していないからだ。上司も常に話をされていればさすがに無視は出来ないものだ。その無理矢理入れられたプロジェクトが炎上すれば、以前から[どうしたいか]を言っていると言い訳される可能性もあるからだ。

今の炎上プロジェクトで終電がなくなり次長に車で送ってもらっている中で話をすると、部長にいろいろ言われながらも、自分がどうしたいかを考えて行動して、今の役職に上がっていったのだと感じた。

上司はたいてい部下のやることに対して、それはダメだと言う。それは本当にダメなのではなく、ダメだと言われて揺らがないか、信念を持って行動しているのかを試してるのではないだろうか。

最後に

冒頭の仕事を頑張るぞの話に戻るが、仕事に対してどうしたいかの信念がないから「仕事を頑張るぞ」が言えないのではないか。上司などに与えられた仕事を淡々とこなし、時間内に仕事が終わらなくても、「すいません。作業が終わりませんでした。けれど時間になったので帰ります。」何の責任も持たない。後は上司が尻拭いをする。

自分の仕事への信念。仕事へのこだわりは何かを改めて考えさせられる。

エンジニアとしての仕事へのこだわり

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