ウォール街の靴磨きの少年の話は為替相場も

ドル円が上昇している。
先月から相場に全く噛み合わず、トレード成績は6連敗中だったが、今回のドル円上昇相場とトレードがやっと噛み合って、利益が出始めた。
とりあえず、利益を確保したところで、逆指値を設定したので、連敗ストップは確定した。
連敗しても熱くならず、次の相場まで冷静にてるかがトレードには大切な要素の一つだ。

ウォール街の靴磨き少年の話に学ぶ

相場は気まぐれで、手のかかる彼女のようなものだ。
いや、言い聞かせても聞かない、理不尽でもこちらが折れるしかない小さな子供かしら。
自分の子供なら我慢できるが、相場では・・。

みんなが100円を切って、90円台を意識した途端こんなドル円の暴騰になったりする。
まあ、みんなが思い込み始めたから、逆に行ったと思った方が良いかもしれない。

まさにウォール街の靴磨きの少年の話のようだ。

1929年のニューヨーク株式市場の大暴落の直前のアメリカでは空前の株式ブームに沸いていました。

ある日、ウォール街の関係者が靴磨きに行くと、靴磨きの少年が「旦那、わるいことはいいません、この銘柄は、騰がりますぜ」と、囁き銘柄を頼みもしないのに教えてきたという。

ウォール街の関係者は、こんな靴磨きの少年まで株式の話をし始めては暴落は近いと慌てて、保有株を売って、その後の暴落による損失を免れたという。

靴磨きの少年のように幅広い大衆が相場に熱を上げるようになると天井が近いとされているのだ。

今回の相場もこれなのか。
評論家などが、今後円高基調で、90円台を目指しますなんてテレビで言い出したら危ない。
トレードに評論家やテレビで影響されたらだめだ。
それで自分のトレードがブレるなら、そのポジションは一旦手仕舞いした方が良いし、トレードも休んで、もっと自分が自信を持てる相場でエントリーした方が良い。
そんな相場は、これからたくさん出てくるのだから。

今のアケアゲ相場に乗り遅れまいと相場に飛び乗ると一転下がることになる。
みんなが思い始めている時点で、靴磨き少年の話を思いださなくてはならない。

風見鶏に振り回されるな

今朝この記事を書き始めたたころ、本日は一旦下落で押し目を作った展開。

急激な上昇だったので、大きな調整もあるかなと思い、逆指値注文をいつもよりキツメにしていたら、見事にポジションが約定していた。
ストップ狩りにあった感じだ。

ということで、ほとんど利を伸ばせずノーポジに。
なかなかうまくいかないものだ。
ここで、熱くなってポジション保有してはいつもの悪いトレードになってしまうので、グッと押さえて様子をみたい。
この辺が成長の証だろう。

今日になって評論家がドル円が110円を目指すと風見鶏に発言しているようだ。

風見鶏(かざみどり)
西洋で、寺院の塔の上などに取りつけてある
鶏 (にわとり)をかたどった風向計で、向きがコロコロ変わるところから、定見をもたず、周囲の状況を眺めて、都合のよい側にばかりつく人のこと。

天井が近いのか。
ウォール街の靴磨きの少年を思い出して注意したい。
市場はいかに。

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