もうすぐゴールデン・ウィーク(GW)だ。
為替相場にGWは影響があるのだろうか。
相場がよく動くのはニューヨーク市場のイメージがあるので、日本がGWでも相場には影響ないと思っていたが、そうでもないらしい。
何年トレードしてるんだと言われてしまいそうだが、GWだから~でトレードの根拠にしたことはないからね。
少し調べるとゴールデンウィークの為替アノマリーというのがあるらしい。
為替アノマリーのゴールデンウィークは円高になる?
ゴールデンウィークは日本だけの休暇なため、ロンドン市場やニューヨーク市場は為替相場に参加している。
日本の株式相場は休場だが、為替相場は東京市場に参加できる。
サラリーマントレーダーにとっては、普段仕事中の時間にトレードが出来るなんて至福の時間だ。
だが、ちょっと待った!
東京市場が連続して休場することが原因で、ロンドン市場やニューヨーク市場の参加者も含めて、世界中の市場参加者の多くが日本の休みにあわせて連休をとらしく、外国為替市場全体の参加者が少なくなって、その結果、取引が薄くなり、値が飛びやすくなるらしいのだ。
為替アノマリーとして、ゴールデンウィーク(GW)前後の時期は休暇に入ることから仕掛け売りが出やすく、円高になりやすいというのだが。
本当か?と思ったが、自分で調べるのが面倒なので、ネットで少し調べると数年前だが、過去5年間を真面目に調べてくれている人がいたので載せてみる。
●2010年
ギリシャ危機によりGW後半の2営業日で最大7.0円の円高
(5月5日94.9円 → 5月6日87.9円)●2011年
GW期間中を通じて7営業日で最大3.2円の円高
(4月27日82.7円 → 5月5日79.5円)●2012年
GW前からGW前半にかけて5営業日で最大2.1円の円高
(4月25日81.7円 → 5月1日79.6円)●2013年
GW前半の4営業日で最大2.4円の円高
(4月26日99.4円 → 5月1日97.0円)●2014年
GW後半の3営業日で最大1.5円の円高
(5月2日103.0円 → 5月6日101.5円)
へー、知らなかった。
あまり意識していなかったが、これは無視できないかもしれない。
とはいえ、トレーダーは相場が下がれば売るし、上がれば買うだけだ。
為替予想は厳禁だし、そんなアノマリーを気にするといろいろ拘りや思い込みが出てきて、トレードに悪影響を与えそうで、意識しすぎも良くないだろうね。
トレードは、思い込みや拘りを捨てて、淡々とトレードするなのだから。
さて、今年2016年は日銀のマイナス金利、追加緩和などで今のところどちらに転ぶかわからない感じか。
まあ、いろんな要素で良くわからなくなるぐらいなら、GWはノーポジで休むも相場が良いのかもしれない。
連休中に相場ばかり見るようになってももったいないしね。
為替の本でも読んでGW明けて、方向性が決まったら、改めてトレードが良いのかも。
今日は微妙に円高傾向になっているが、為替アノマリーは当てはまるのか。