この時期になると会社での立ち位置が気になったりする時期だ。
誰々が昇進したなどの話を否応なしに耳にするようになる時期だからだ。
子育てより仕事を優先すれば昇進させるのに
「もう少し子供より仕事を優先していれば、管理職に昇進させても良かったんだがな」
ある時の上司からの評価だ。
結局その昇進のタイミングを逃したために、それからそんなことも言われなくなってしまった。
今振り返れば、あのときが会社での進むべき道の分岐点だったようだ。
そんな評価をされても、あのときから変わらず子供を優先していたような気がするので、今でも昇進していないのは仕方がないといえば、仕方がないのだろう。
そのときは、また子育てが楽になってから昇進出来れば良いかなんて思っていたが、そんなチャンスはなかなかあるものではなく、次々後輩たちが昇進する候補になっていくのだから、そんなチャンスを逃してしまうと競争社会は厳しくなっていく。
まあ、そんな選択をしたことに後悔はないが、以前は 「子育ても支援してくれない、なんて会社なんだ」 なんて思ったりもしたが、最近あるブログの以下の部分に、大いに納得した。
一方、どこで読んだか忘れたが、京セラやKDDIの創業者であり、JALを復活させた人物である稲森和夫氏はある一定以上の役職に昇進しようとする人物には、 「昇進を受けたら、公人になる。ということは家族よりも会社を優先してほしいということだ。そのことを、家族にも同意をとってほしい。」 といった趣旨のことを告げるという。
管理職と主任クラスがいるプロジェクトならば、通常プロジェクトリーダーは管理職がなる。
もし、その管理職が子供が熱やらなんやらで早く帰らなければならない状態であれば、主任クラスが仕事の穴埋めをすることになる。
普通に考えれば管理職の方が給料は高いし、立場が会社側の役職なのだから、客観的にこの状況だけみれば、その人は管理職として適任じゃない。
主任クラスの人が子供がおらず、リーダーの変わりに管理職的な立場で仕事の量をこなしているとしたら、主任クラスの人が管理職に昇進することが適任だ。
まあ、そういうことだろう。
やはり会社というところはそうなのだろう。
今さら何言ってるんだと言われてしまいそうだが、子供のために昇進できないということは、子育てと仕事の両立を求める時代に、会社ももう少し考慮してもらえるようになってほしいものだ。
まあ、昇進出来ないのは、子供だけのせいではないということもあるとも思うのだが。
勤怠は仕事が出来る評価のひとつだ
ある人は、体が弱く会社を休みがちだ。
そのためお客さんから勤怠が悪いとクレームが入ったのだが、 「持病があって体調不良が多くなることを考慮してほしい」 とその人は主張している。
上司に対してならまだしも、お客さんに言うことではないな。
その人は、持病を考慮してくれないのであれば、クビにしてくれてかまわないぐらいに言っているのだが。
確かに仕事量に関しては、残業してカバーして進捗が遅れているわけではないのだが、やはり毎日出社するというのも仕事の最重要な事項の一つだろう。
進捗が遅れず作業が出来ているなら、遅刻や欠勤するのは問題ないという考えは好きではない。
それではサラリーマンではなく、個人で仕事をするべきだ。
会社の組織に属している以上、そこまで自由ではないだろう。
一人で仕事をしているわけではないので、そんなことを許していては、部下や後輩などには勤怠について何も言えなくなってしまう。
毎日会社に出勤するということは、当たり前で最低限の仕事ではあるが、その当たり前にできない人が多い昨今、勤怠が良いことはもっと評価されるべきだし、仕事が出来る評価のひとつだと改めて思う。