上司だって僕らとそんなに変わらない。
部長、課長になるのは、運も含めてほんの小さな差なのだろう。
まあ、どんなことでもその小さな差が大きいのだが。
仕事で文句を言っている人は、人から与えられた仕事をしているから
部長や課長たちは綿密な会議を重ね経営戦略を考えている印象だったのだが、うちの会社は少なくともそんなことはない。
言ってしまえば、行き当たりばったりに仕事を選んだり、人を配置している印象で、先を睨んだ人事をしているとは思えない。
というのも、今やっている現場の仕事の繋がりで次の仕事をもらうのが大半だと感じるからだ。
能動的に先を見据えた人事ではなく、受動的なあまり考えてない人事だ。
そんな行き当たりばったりな受け身な仕事でもその現場のお客さんが良いお客さんなら、仕事も悪くない可能性が高く、それでも良いかもしれないが、悪いお客さん、つまり今が悪い仕事であれば、それは悲惨なことになる。
悪いお客さんの仕事だから、他の良い仕事を探す暇がないほど忙しい。
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仕事が忙しいから、今やっているお客さんの仕事から食いぶちを探すしかない。
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もともと良いお客さんでないから、忙しくて辛い仕事が続く。
と負のスパイラルに陥ることになる。
そんなスパイラルから抜け出すために自分から仕事を探すようになった。
それが意外と面白いものだ。
仕事を見つけることや売り上げを求められる役職についていないので、嫌な仕事であれば無理にする必要がないし、役職的に責任も軽いから、良い仕事がなければ仕事がありませんと気軽に言える。
だから管理職になれないのかもしれないが。
それでもその行動は、結果的に能動的に仕事をしていることになるし、自分が見つけた仕事であれば文句を言えない。
仕事で文句を言っている人は、人に与えられた仕事をしているからではないだろうか。
否定からは何も生まれない
文句しか言わない人がいる。
すべて否定から入る人がいる。
何も考えずにはじめから「この仕事は絶対終わらない」って文句を言う人。
今のこのご時世、じゃぶじゃぶの人や時間のリソースがあり、仕事の期限がかなり先で、長い余裕のあるスケジュールが引かれているプロジェクトなんてあるのだろうか。
特にこのIT業界はスピード感が命なところがあるし、時間はコストだから早く終わらすは重要なことだ。
どんなに品質の良いものを作っても90%のものを一年かけて作るよりも、70点でも早い方が選ばれるスピードが求められる時代だ。
時間をかければ誰でもできる。
いかにに早く良いものを作るかが大事。
職人さんが山奥で一人ツボを作っているわけではないからだ。
システムエンジニアを長く続けていると100%のものを作るのはこの業界では不可能といって良いと思う。
100%の品質を目指す気概は持っていたいが。
あの世界のGoogleやMicrosoftが作るosであるAndroidやWindowsが何度もアップデートを繰り返していることでわかる。
ある意味、はじめから完璧なものを求めてはいけないのだ。
少し話がそれたが、やる前から考える前から「それでは無理だ」では何も進まない。
どうやれば終わるのかを考えるのが仕事だろう。
ということで、上司の否定から入るのではなく、まずは自分でなんとかすることを考えることが大事ですね。