本サイトにたどり着いたということは、レンタルサーバーのVPS上でMT4(またはMT5)を使ってFXの自動売買を考えているんだけど、どの会社のVPSが良いのか探している状況かなと思います。
正直FXでMT4・MT5を稼働させるVPSはどこの会社も大差はないと思っています。VPSのスペックも各社横並びですね。そうなれば、コスパを一番に重視して、なんとなく安全そうな国内の会社で、あとは知名度や大手企業で選んでおけば間違いないかなと思います。
VPSを提供している会社は数多くありますが、これから紹介する会社の二択になるのではないでしょうか。
お名前.com デスクトップクラウド for mt4
まずレンタルサーバで有名な「お名前.com」になります。GMOインターネットという東証一部上場の大手企業であり、ここではFX専用VPSという「お名前.com デスクトップクラウドfor mt4」というサービスを提供しています。
サーバメンテナンスもトレードしない土日に狙って行うなど、FXトレーダを意識したサービスを提供しています。管理人は現在ここのVPSでMT4を稼働させています。
ABLENET
もう一つが「ABLENET」で、「お名前.com」と比べると知名度は低く、トレーダーでもEAを稼働させていなければ知らない人も多いかもしれませんが、安定しているサーバとトレーダーには評判がよく、知っている人は知っている会社ではないでしょうか。
当時は「ABLENET」のほうがコスパが良かったので、管理人もはじめはこちらでMT4を稼働させていたのですが、数年前から「お名前.com」は、価格改定やキャンペーンなどでコスパが良くなったので、「ABLENET」から「お名前.com」へ乗り換えた経緯があります。
「お名前.com」と「ABLENET」のVPS比較
他にもVPSを提供している会社はありますが、冒頭で記載したとおり、コスパ重視で、海外を除く大手会社を考えると「お名前.com デスクトップクラウド for mt4」と「ABLENET」の二択になりますので、この2社の同等の最安プランを比較してみます。
ここで注意しなければならないのは、初期はキャンペーン価格になっていることです。キャンペーンが終われば、通常価格に戻るということです。MT4を稼働させるということは年単位で稼働させるのが通常であり、キャンペーン価格よりも更新価格を意識する必要があります。
また、各社の比較する価格表にはキャンペーン価格での比較になっており、自社のサービスを良く見せようとしているので、利用するサービスの価格とスペックを更新価格も考慮して比較する必要があります。月額いくらではなく年額で比較しましょう。
キャンペーン価格は良く変わります。必ず最新価格をサイトで確認してください。
1年目年間費用(キャンペーン価格):
「お名前.com」サーバー利用料 + RDS SAL + サービス維持費調整費で24,854円。
「ABLENET」サーバー利用料16,198円 + RDS SAL15,000円 = 31,198円。
2年目以降年間費用:
「お名前.com」サーバー利用料 + RDS SAL + サービス維持費調整費で25,212円。
「ABLENET」サーバー利用料23,232円 + RDS SAL15,000円 = 38,232円。
ここでRDS SALとあります。こちらの料金も意識する必要があります。こちらは後ほど説明します。
お名前.comにはサービス維持調整費というものがあり、月の税抜き価格から10%~20%前後を価格に加算されます。1~3ヶ月ごとを目処に利率は見直しされます。今回は20%で計算しています。なお、ABLENETにはありません。
他のプランについてもここには載せませんが、「お名前.com」のほうがコスパは良です。
RDS SALとは?
「RDS SAL」とは、リモートデスクトップサービスライセンスのことで、 Microsoft社のWindows Serverへリモートデスクトップを実施するために必要となるライセンスです。
申し込む際に「RDS SAL」を申し込むのか否かを必ず聞かれます。
他サイトでは「申し込む必要はない」と、書いてるサイトを見かけたりもしますが、VPSでMT4やMT5、その他Windowsアプリケーションを使用し自動売買を行う場合に必要になるものです。
「お名前.com」は、以下のように「RDS SAL」を申し込む必要があると明確に記載されていますか、「お名前.com」は「リモートデスクトップサービス(RDS) SAL 」を無料で付与されています。(ブランの料金に含まれています。)
結論
コスパ重視なら「お名前.com」一択です。
管理人も年単位でVPSを契約しているので、毎年契約時期に比較検討するのですが、コスパ重視で引き続き「お名前.com」を契約しています。
ほんとにコスパ重視でよいのかと思う人もいるかと思いますが、MT4の稼働でVPSを考えたとき、MT4が3個同時稼働までであれば一番安いプランで十分です。スペックで考えなければならないのはメモリのみで、他のスペックはあまり影響はありません。
MT4の稼働だけを考えるなら、コスパ重視で問題ありません。MT4で利益が出てもサーバー料金が高かければ利益が減ってしまうということになってしまいます。
キャンペーン価格は良く変わります。必ず最新価格をサイトで確認して、比較検討してみてください。
2年目以降の費用を安くする方法
キャンペーンは初回だけで、次回更新から価格が上がるのが普通です。実は手間はかかりますが、2年目以降の費用のコスパを良くVPSを契約する方法があります。
ズバリ、2年目以降のを更新せずに新規に申し込むことで、再度キャンペーンを受けるという方法です。
上記に記載した価格表をもう一度見てほしいです。1年目と2年目以降の年間費用に分かれていると思います。1年目はキャンペーン価格が適用されるので費用が安くなるのです。契約期間の期限が近づいできたら、今の契約を更新するのではなく、1度解約して再度新規に契約することで、キャンペーン価格を適用するというわけです。
当初の契約してからしばらく経っているので、キャンペーン価格が改定されている可能性もありますし、1度キャンペーン価格を適用した人は、新規で契約してもキャンペーン適用されないルールに変更になっている可能性もあります。管理人は今までこの方法で契約出来ているので、問題ないと思いますが、契約期限が近づいてきたら、今の契約を解約する前に、事前に、新規申し込み画面でキャンペーン価格が適用されるか確認してから解約するようにしたほうが良いかと思います。
この方法の問題は、新規契約した場合、再度MT4(またはMT5)をインストールや初期設定をし直す必要がある点です。ただし、「お名前.com」では新規申し込み時にMT4はインストールされておりますし、EAをアップロードして初期設定するだけなので、コスバを考えればたいした手間ではないのかなと思います。
EAをたくさん稼働させている場合は、嫌がる人もいるかと思います。面倒くさいから更新料を払うのか、少しでも価格を抑えるかは人それぞれかと思いますので、価格を比較して検討してもらえればと思います。